放課後「モダン」コレクション2014年6月『第2回 《欠片の双子/Splinter Twin》』

みなさん、こんにちは。
放課後「モダン」コレクションです。

2014年6月から、いわゆる「モダン」シーズンが始まります。

前回の放課後「モダン」コレクションでは、モダンのトップメタの一角、「出産の殻」デッキをコレクションしましたが、

今回は、同じくトップメタである、《欠片の双子/Splinter Twin》デッキを取り上げたいと思います。

さあ、それではコレクション!!


シンプルな2枚コンボ《欠片の双子/Splinter Twin


欠片の双子/Splinter Twin》と言えば、《詐欺師の総督/Deceiver Exarch》か《やっかい児/Pestermite》に、《欠片の双子/Splinter Twin》をエンチャントする

⇒無限にトークンが出てWin!!

というわかりやすい2枚コンボのデッキです。

追加で《欠片の双子/Splinter Twin》と同じ効果のある、《鏡割りのキキジキ/Kiki-Jiki, Mirror Breaker》も採用しています。

最速で、4ターン目で勝負が決まる為、対策の無いデッキでは一瞬で勝負が決まってしまいます。

青赤の形が主流ですが、《タルモゴイフ/Tarmogoyf》の為に「緑」をタッチしたバージョン、《流刑への道/Path to Exile》、《修復の天使/Restoration Angel》の為に「白」をタッチしたバージョン、も存在します。

それぞれの違いは何なのでしょうか!?


青赤純正の《欠片の双子/Splinter Twin


初期の青赤の形は、《詐欺師の総督/Deceiver Exarch》、《やっかい児/Pestermite》を4枚ずつ採用したコンボに特化した形が普通でしたが、最近では柔軟性を重視した構成が主流になっています。

柔軟性というのは、コンボを決める事にこだわらずに、20点のライフを削って「勝負を決めても良い」という姿勢の構成です。

この「コンボを決めなくても」という構成が、対戦する相手にしてみれば、選択を迷わせる事になり、対応が非常に困難になるのです。

もちろん隙あらば、《欠片の双子/Splinter Twin》コンボでゲームを決めてしまいます。

しかし、逆にいえば、コンボに特化してしまうと、《欠片の双子/Splinter Twin》だけを警戒すれば、対策できてしまうという事になってしまいます。

そう、その「柔軟性」を重視するという、その流れが、各色をタッチするという形に繋がっていきます。


タッチ緑のタルモ《欠片の双子/Splinter Twin

緑をタッチし、《タルモゴイフ/Tarmogoyf》を採用。

単純に、《タルモゴイフ/Tarmogoyf》ビートダウンで、勝つ事も可能になるのです。

例えば、コンボの阻止に使うクリーチャー除去を、《タルモゴイフ/Tarmogoyf》に使ってしまうと、《詐欺師の総督/Deceiver Exarch》を除去できない、という展開に陥ってしまうかもしれません。

また、《漁る軟泥/Scavenging Ooze》を採用している為に、墓地対策が可能となっています。

サイドボードには、親和デッキ対策の《古えの遺恨/Ancient Grudge》を採用する事もできます。

タルモゴイフ/Tarmogoyf》で殴り勝つ事ができる、《古えの遺恨/Ancient Grudge》などのサイドボードの幅が広がるのが、タッチ緑の魅力ですね。

では、タッチ白にはどのような利点があるのでしょうか!?


タッチ白のトリコロール《欠片の双子/Splinter Twin


白をタッチする理由は、《流刑への道/Path to Exile》と《修復の天使/Restoration Angel》。

流刑への道/Path to Exile》はモダン環境において、最も汎用性の高い除去呪文のひとつです。

タルモゴイフ/Tarmogoyf》や、頑強を持つ《台所の嫌がらせ屋/Kitchen Finks》なども、1マナで対応できます。

そして、同系対決でも有利になる1枚です。

マナベースの不安さえなければ、同系対決は、《流刑への道/Path to Exile》を構える事ができるタッチ白に有利がつくでしょう。

また、前回特集した「出産の殻」でも採用されていた《修復の天使/Restoration Angel》と《鏡割りのキキジキ/Kiki-Jiki, Mirror Breaker》のコンボも内蔵されています。

このデッキでは《前兆の壁/Wall of Omens》や《稲妻のらせん/Lightning Helix》も使われています。

前兆の壁/Wall of Omens》はややコントロール向きのカードで、違和感はありますが、単純にこれに《欠片の双子/Splinter Twin》をつけるというプレイングも可能です。

イメージとしては、《欠片の双子/Splinter Twin》デッキというよりは、これまたモダンでは人気の高い「青白赤トリコロールフラッシュ」に《欠片の双子/Splinter Twin》を足したような感じですね。

マナベースが安定している青赤の形、緑をタッチし柔軟性を増し《タルモゴイフ/Tarmogoyf》でビートダウンも可能な形、白を足し出来る事が増えたトリコロールの形と、様々な形のある《欠片の双子/Splinter Twin》。

個人的には、青赤の構築が好ましいと思っているのですが、はたしてどのような構築が正解になるのでしょうか。

長く続く「モダン」シーズンの結果を見ながら、検討していきたいと思います。


「欠片の双子」デッキの対策は?

欠片の双子/Splinter Twin》デッキへの対策カードを見ていきましょう。

①《やっかい児/Pestermite》、《詐欺師の総督/Deceiver Exarch》、《鏡割りのキキジキ/Kiki-Jiki, Mirror Breaker》の除去

すぐに思いつく方法は、やはり《欠片の双子/Splinter Twin》の対象を取ったところに対応して除去することでしょう。


稲妻/Lightning Bolt》ではタフネス4の《詐欺師の総督/Deceiver Exarch》を除去できないため、ここではタフネス4以上の、よく使用される除去を取り揃えました。

特に《焼却/Combust》は《呪文滑り/Spellskite》での移し変えも効かないため有用な一枚です。 しかし対象が限られるので、回りに双子デッキが増えてきたときに採用を考えることになるでしょう。

プレイングに関して一つ。

状況によりますが、常に除去を打てる2-3マナを立てながら動くことをお勧めします。
立っている土地が1枚でターン終了する場合、ターン終了前に《やっかい/Pestermite》で相手土地をタップし、 返しのターンで《欠片の双子/Splinter Twin》or《鏡割りのキキジキ/Kiki-Jiki, Mirror Breaker》で無限トークンと、双子デッキ側が悠々とコンボを決める動きができます。
警戒させつつ、こちら側から少しずつ脅威をだしていきましょう。


②《やっかい児/Pestermite》、《詐欺師の総督/Deceiver Exarch》の誘発型能力を防ぐ

第一回で紹介した通り、2体とも「戦場に出たときに~」の誘発型能力を発生させるため、その能力を防ぐことで無限トークンを封じ込めることが可能です。
対策カードとしては、《倦怠の宝珠/Torpor Orb》があります。


③《欠片の双子/Splinter Twin》、《鏡割りのキキジキ/Kiki-Jiki, Mirror Breaker》の起動型能力を防ぐ

欠片の双子/Splinter Twin》の効果は、エンチャントしたクリーチャにコピーを作成する起動型能力を与えます。
つまり起動型能力を封じることでも無限トークンは防げるのです。
対策カードとしては、第一回でも紹介した《静寂の守り手、リンヴァーラ/Linvala, Keeper of Silence》や《真髄の針/Pithing Needle》が挙げられます。

真髄の針/Pithing Needle》は、《鏡割りのキキジキ/Kiki-Jiki, Mirror Breaker》もしくは《欠片の双子/Splinter Twin》にエンチャントされるクリーチャを指定してください。

先ほどの説明のとおり、《欠片の双子/Splinter Twin》自体を指定しても意味がありませんので、ご注意を。


④手札破壊

間接的な対策となりますが、コンボデッキの宿命といいましょうか、手札破壊スペルには弱いですね。
コジレックの審問/Inquisition of Kozilek》、《思考囲い/Thoughtseize》、《ヴェールのリリアナ/Liliana of the Veil》等があります。
コンボバーツ、または《呪文滑り/Spellskite》等のコンボを守るカード等を抜いていくのが良いかと思います。

最近の《欠片の双子/Splinter Twin》デッキは、《タルモゴイフ/Tarmogoyf》など、コンボ自体での勝ち手段以外でのカードも入れて、 コンボ阻害のサイドボードを逆手に取る場合もでてきています。

相手の動向もよく見て、サイドボートを検討してください。


さて、次回のモダンコレクションは!?

次回のモダンコレクションは、ビートダウンデッキ特集!「親和」+アルファをコレクションの予定です!!

放課後モダンコレクション的には、出産の殻、欠片の双子、親和が、現在のモダン環境の3本柱になると考えています。

その3つの記事を書いた後は、コントロールデッキ編、その他のコンボデッキ編、と続く予定です。

また、メタデッキへの対策カードなどを、まとめていければと思っています。どうぞ、お楽しみに!!

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