放課後スタンダードコレクション 2012年11月②

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こんにちは。

「放課後スタンダードコレクション」第8回です。

11月も終わりに近づき、残すところ2012年もあと少し。

月日の経過の速度に驚きを感じながらも、慌ただしく師走に入ろうとしています。


さて、GP名古屋前、最後のスタンダードコレクション。

今回は、スタンダード環境の総括と、直近で行われた「GPボーフム」、「GPチャールストン」の結果を見て行きたいと思います。

それではコレクション!!

それでもメタゲームは廻っている

さて、スタンダード環境はというと、ゾンビがうようよしていた環境初期に、結果を残した青白系コントロールデッキ。

ジャンドデッキの圧倒的パフォーマンス。

リアニメイトデッキの躍進。

聖トラフトの霊/Geist of Saint Traft》を使ったり、使わなかったりのクロックパーミッション系デッキの台頭。

それに伴うビートダウンデッキの増減。

そして、減少気味だったゾンビデッキの再びの増加。

と、面白いように動いています。

リアニメイトデッキの躍進

ちょうど公式ページでリプレイしている記事がありましたね。

第62回:グランプリ・オークランド優勝の「4色リアニメイト」をリプレイ!

先日の、GPオークランドで優勝した、このリアニメイトデッキは、その強さから、《墓場の浄化/Purify the Grave》や《墓掘りの檻/Grafdigger's Cage》など、様々な対策が施されるようになってしまいました。

下記のような構成の赤黒ゾンビも、その一端でしょう。


この赤黒ゾンビは、《反逆の印/Mark of Mutiny》をメインに4枚取るなど、面白いアプローチをしています。

これは言うまでもなく、増加するリアニメイトデッキの対策で、墓地から出てくるファッティを捕まえる事によって、勝ちを得ようとしていますね。

しかし、「ラヴニカの回帰」から、《忌まわしい回収/Grisly Salvage》や、《静穏の天使/Angel of Serenity》というカードを手に入れる事が出来、カードパワーが高いデッキなので、このままTier1でい続けるような気がします。

そんな中少し変わったリアニメイトデッキをコレクション。

どちらも青を足した構成です。

上のデッキは、《禁忌の錬金術/Forbidden Alchemy》を採用し、相手のターンにも動けるように工夫しています。

下のデッキは、《慢性的な水害/Chronic Flooding》という個性的なカードを使用。

他にも、《ベラドンナの行商人/Nightshade Peddler》と《イゼットの静電術師/Izzet Staticaster》のコンボなど、眼を引く構成ですね。

真っ向勝負の白緑ビートダウン

先日行われたGPT名古屋2次ベスト8デッキリストを見てみると、優勝は、

という白緑ビートダウンでした。

リアニメイトデッキは、そのデッキの性質上、相手のクリーチャに干渉する手段が少なく、その為、マナ加速からのビートダウンという白緑デッキの速度には対応できない部分があります。

とはいえ、白緑ビートダウンの方も、相手に干渉する事は出来ないので、より理想的な廻りをするかどうかの勝負とも言えるかもしれませんね。

ちなみに、こちらは《集団的祝福/Collective Blessing》という、個性的なカードを三枚使った白緑デッキで、このカードによって最後のひと押しを決める事が可能です。

聖トラフトの霊/Geist of Saint Traft》の可能性

また、TOP8のうち、4つまでが、《聖トラフトの霊/Geist of Saint Traft》を使った青白赤クロックパーミッションでした。

この赤を足す理由は、ゾンビ等のビートダウンに有効な《火柱/Pillar of Flame》《灼熱の槍/Searing Spear》、また汎用性の高い《イゼットの魔除け/Izzet Charm》を使用する為です。

青白NOトラフト

しかし、ゾンビデッキなどの減少から、赤を足す必要が少なくなり、SCGでは、青白二色で組んでいる、 俗に「NOトラフト」を呼ばれているデッキが結果を残しています。

瞬唱の魔道士/Snapcaster Mage》、《ボーラスの占い師/Augur of Bolas》、《修復の天使/Restoration Angel》といったシナジーが噛み合うクリーチャを使用し、《ルーン唱えの長槍/Runechanter's Pike》でトドメを指す構成です。

聖トラフトの霊/Geist of Saint Traft》をメインに使用していない理由としては、 《ボーラスの占い師/Augur of Bolas》を4枚使用する為、出来るだけインスタント、ソーサリーの枚数を確保したかったからでしょう。

しかし、《聖トラフトの霊/Geist of Saint Traft》を使用するデッキに対しては、《聖トラフトの霊/Geist of Saint Traft》をサイドインしなければ不利がついてしまうので、このような構成になったのだと思われます。

赤を足す利点と、青白二色にする利点、どちらを重要視するかが今後の焦点になりますね。

魅惑の5色コントロール!

ちなみに、SGCの成績下位のほうに、5色コントロールを使っている人がちらほらみかけました。

StarCityGames.com Standard Open tournament
5-Color Control
(82nd place Tony Le)
Main Deck
1  森/Forest
1  島/Island
1  山/Mountain
1  平地/Plains
1  沼/Swamp
2  血の墓所/Blood Crypt
2  水没した地下墓地/Drowned Catacomb
2  進化する未開地/Evolving Wilds
2  氷河の城砦/Glacial Fortress
2  神聖なる泉/Hallowed Fountain
2  孤立した礼拝堂/Isolated Chapel
2  草むした墓/Overgrown Tomb
2  蒸気孔/Steam Vents
2  陽花弁の木立ち/Sunpetal Grove
2  寺院の庭/Temple Garden
2  森林の墓地/Woodland Cemetery

2  瞬唱の魔道士/Snapcaster Mage
2  竜英傑、ニヴ=ミゼット/Niv-Mizzet, Dracogenius

3  彩色の灯籠/Chromatic Lantern
2  拘留の宝球/Detention Sphere
1  雲散霧消/Dissipate
1  禁忌の錬金術/Forbidden Alchemy
1  イゼットの魔除け/Izzet Charm
2  セレズニアの魔除け/Selesnya Charm
2  スフィンクスの啓示/Sphinx's Revelation
2  熟慮/Think Twice
1  究極の価格/Ultimate Price
3  思考を築く者、ジェイス/Jace, Architect of Thought
2  イニストラードの君主、ソリン/Sorin, Lord of Innistrad
2  月の賢者タミヨウ/Tamiyo, the Moon Sage
1  見えざる者、ヴラスカ/Vraska the Unseen
2  戦慄掘り/Dreadbore
1  ラクドスの復活/Rakdos's Return
1  血統の切断/Sever the Bloodline
2  至高の評決/Supreme Verdict
2  終末/Terminus
SideBoard
 2  スラーグ牙/Thragtusk
1  死の支配の呪い/Curse of Death's Hold
1  ゴルガリの魔除け/Golgari Charm
2  ラクドスの魔除け/Rakdos Charm
1  余韻/Reverberate
1  究極の価格/Ultimate Price
1  記憶の熟達者、ジェイス/Jace, Memory Adept
1  ヴェールのリリアナ/Liliana of the Veil
1  プレインズウォーカー、ニコル・ボーラス/Nicol Bolas, Planeswalker
1  ラクドスの復活/Rakdos's Return
2  殺戮遊戯/Slaughter Games
1  至高の評決/Supreme Verdict

少し強引なような構成ですが、各色の強力カードを全て使用出来れば、弱いわけはありません。

彩色の灯籠/Chromatic Lantern》の可能性を感じさせるデッキなので、ここに載せておきましょう。

リアニメイトの減少、ジャンドデッキの増加

リアニメイトが減少すれば、 可能性があるのが、汎用性、安定性のあるジャンドデッキ。

また、ジャンドデッキではありませんが、白緑黒のコントロールも成績を残しています。

 MagicOnline
 Standard Daily #4557335 on 11/13/2012
(zeustastic (4-0))


こちらは同じ色で、トークンに主眼をおいたタイプ

逆襲のゾンビデッキ

個人的には、これだだけメタゲームがまわると、 一周して、再びゾンビデッキに可能性があるんのではないかと思ってしまいます。

こちらは、《殺戮の波/Killing Wave》をメインから使用し、《血の芸術家/Blood Artist》を最大限に活用する構成です。

サイズで負ける、白緑ビートダウンにも、効果的な1枚ですね。

赤緑黒のゾンビデッキ

三色というマナベースの不安定さはあるものの、各色の強力カードを詰め込んだ構成です。

二つのGPの結果をコレクション

とまあ、正直に言ってしまうと、ここまでがGPボーフム、GPチャールストン前に書いたコレクションの文章なのですが、

二つのGPではどのようなデッキが結果を残したのか、見て行きたいと思います。

GPボーフムをコレクション!

リアニメイトデッキは、その対策カードの多さから、なかなか厳しいものがあると予想していましたが、その上を行く構成で、優勝とあいなりました。

メインデッキに必須と思われていた《スラーグ牙/Thragtusk》の姿はなく、《ソンバーワルドの賢者/Somberwald Sage》まで使用した15枚のマナクリーチャから、《孔蹄のビヒモス/Craterhoof Behemoth》の一点突破型の構成です。

直接《孔蹄のビヒモス/Craterhoof Behemoth》を場に出す事もでき、墓地対策の裏側を抜ける事が可能ですね。

他のトップ8デッキを見てみると、ジャンドが2、青白緑コントロールが1、赤黒ゾンビが2、青白トラフトが1、青白赤トラフトが1という結果でした。

遥か見/Farseek》でマナ基盤を安定させ、《スラーグ牙/Thragtusk》《スフィンクスの啓示/Sphinx's Revelation》でライフをコントロールする、青白緑コントロールも最近増加してきたように思います。

GPチャールストンをコレクション!!

軽量クリーチャに、火力を搭載したこのデッキ。

赤黒ゾンビと表ししてしまったものの、土地を多めに確保し、《地獄乗り/Hellrider》や《雷口のヘルカイト/Thundermaw Hellkite》などの速攻持ちのクリーチャも多様しています。

他のトップ8デッキを見てみると、青白緑コントロールが1、白緑黒トークンが1、赤黒ゾンビが1、青白ノ―トラフトが2、白緑黒青リアニメイトが1、白緑人間が1という結果でした。

白緑人間は、軽量クリーチャを多く採用し、《審判官の使い魔/Judge's Familiar》までも4枚使用した面白い構成ですね。

そして、GP名古屋へ

今回は出来るだけまんべんなく、多くのデッキをコレクションしてみました。

GP名古屋で結果を残すのは、どのデッキなのでしょうか!?

当日は、私達も放課後まじっく倶楽部「情報局」として、参加するつもりです。

インタビューなどをお願いする場合もあるかと思いますが、ご協力宜しくお願いします。

それでは、また次回をお楽しみに!!

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