放課後スタンダードコレクション 2012年9月②

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こんにちは。

「放課後まじっくスタンダードコレクション」第4回目です。

最初に、先日発表されたフロアルールについて。

9月20日ポリシー変更について、プレイヤーが知っておくべきこと

1. [ルール適用度競技以上のみ] 
今後、あなたは*すべての*あなたの誘発を宣言する必要があります。

とあり、

簡単に言えば、
「誘発する能力をきちんと宣言しないといけない」
とルールが変更されました。

例として、

スタンダードなら賛美や「アップキープの開始時に…」のテキスト、モダンなら主に上陸や続唱などがあります。

栄光の騎士/Knight of Glory》のみで攻撃しても、賛美の宣言をしなければ修正が入らず2/1のまま、というわけです。

宣言しなければ、効果は誘発されませんので、気をつけてプレイしたいですね。

フライデー・ナイト・マジックなどの一般レベルではそこまで意識する必要はありません。

しかし12月にあるGP名古屋、各地で開催されているプロツアー予選や、グランプリトライアルなどの競技イベントに参加する場合には、知らなかったではすまされない場合もありますので、しっかりと意識しておきたい項目です。

今月もコレクション!

新スタンダード環境も間近に迫って来ています。

ラヴニカへの回帰 カードギャラリーにて全カードを公開!

という事で、胸が躍る毎日です。

新しいカードを使ったデッキの記事も出ていましたね。

第79回:井川良彦のデッキ構築劇場・「井川、ワームふやすってよ」

有終の美を飾れるのは、どのデッキ!?

この連載の為に、日夜デッキリストを眺めていると、相変わらず、「青白Delver」「ゾンビ」「赤緑系ビートダウン」「出産の殻」などが多いこの環境ですが、それらのデッキが使えるのも後少し。

今回は、

「主要デッキのローテーション後の影響」「コントロールデッキ特集」「ローグデッキコレクション」の三本立てでお送りしたいと思います!

それでは行ってみましょう!!

主要デッキのローテーション後の影響

金属海の沿岸/Seachrome Coast》《銅線の地溝/Copperline Gorge
などの土地は全て姿を消してしまいますが、代わりに《神聖なる泉/Hallowed Fountain》などのショックランドが帰ってきました。

それぞれのデッキの未来予想図

「青白Delver」

今回参考にしたのは、《空召喚士ターランド/Talrand, Sky Summoner》を使用した「ターランドデルバー」型。

このデッキは、《ボーラスの占い師/Augur of Bolas》を4枚使用する事で、安定したアドバンテージを得る事が出来ます。

聖トラフトの霊/Geist of Saint Traft》を使用しておらず、今ではやや珍しい《墨蛾の生息地/Inkmoth Nexus》を採用。

ルーン唱えの長槍/Runechanter's Pike》で毒殺を狙う事も可能です。

このデッキタイプは、残念ながら、今現在使用している殆どのインスタント・ソーサリーが落ちてしまいます。

ギタクシア派の調査/Gitaxian Probe》《思案/Ponder》が抜けてしまうため、土地を切り詰めたタイプは構成上辛いかもしれません。

思案/Ponder》の代用になるカードは無くトップを操作する事は出来なくなります。

思考掃き/Thought Scour》は残っているので、《未練ある魂/Lingering Souls》を併用するような形は模索出来るかもしれませんね。

蒸気の絡みつき/Vapor Snag》《四肢切断/Dismember》《はらわた撃ち/Gut Shot》などの重要で優秀な除去は姿を消してしまいます。

逆にクリーチャーは《幻影の像/Phantasmal Image》以外は残りますね。

しかし、ミラーマッチで活躍していたカードなので、《聖トラフトの霊/Geist of Saint Traft》対策の後継を探すこと必要です。

秘密を掘り下げる者/Delver of Secrets》デッキは、青白のほかに青赤、青赤タッチ緑のタイプもあり、今後はドロー操作ではなく、除去などを多く入れたタイプが主流になるのかもしれません。

ゾンビクリーチャは残る!

「ゾンビ」

火力に《炬火の炎/Flames of the Firebrand》を採用しています。汎用性のある火力ですね。

また、最近のゾンビデッキには《血の署名/Sign in Blood》を採用する事が定着したようです。ビートダウンデッキにある後半の息切れを解消してくれます。

忘れがちですが、《血の署名/Sign in Blood》は対戦相手も対象にとれるので、2点ダメージを与える事が出来るのも覚えておきたいですね。

除去カードの選択

煙霧吐き/Fume Spitter》が無くなりますが、ゾンビデッキの根幹を支えるクリーチャは多数残ります。

ゲスの評決/Geth's Verdict》《はらわた撃ち/Gut Shot》《迫撃鞘/Mortarpod》などの除去カードは落ちますが、ラヴニカからの回帰から「戦慄掘り」など新たに採用出来るカードの選択肢も多く、次のスタンダード環境に繋がるデッキタイプと言えるかもしれません。

マナクリーチャさようなら

落ちるカードと残るカードの対比

「使用できなくなるカード」

極楽鳥/Birds of Paradise
ラノワールのエルフ/Llanowar Elves
饗宴と飢餓の剣/Sword of Feast and Famine
戦争と平和の剣/Sword of War and Peace
緑の太陽の頂点/Green Sun's Zenith
ファイレクシアの変形者/Phyrexian Metamorph


「まだまだ残る強力カード」

絡み根の霊/Strangleroot Geist》《高原の狩りの達人/Huntmaster of the Fells》 《怨恨/Rancor》《忌むべき者のかがり火/Bonfire of the Damned

マナクリーチャからの加速と展開力は影をひそめてしまいますが、 優秀なクリーチャを《怨恨/Rancor》や火力でサポートするという構成は残りそうです。

殻というデッキタイプ

 Unnstei Barkarsson
(2012/08/19 12ワールド・マジック・カップ   Top Standard Decks)


出産の殻/Birthing Pod》の脱落によってデッキタイプ自体が消滅してしまいます。

また、先制攻撃が強く序盤に頼もしかった《刃の接合者/Blade Splicer》も落ちてしまいます。

修復の天使/Restoration Angel》の新しいパートナーを探す必要がありますね。

大修道士、エリシュ・ノーン/Elesh Norn, Grand Cenobite》など最後に繋げたかったフィニッシャーも姿を消してしまいます。

その他のカード達

箇条書き風に一挙に掲載!

【白系ビートダウン】

刃砦の英雄/Hero of Bladehold
ミラディンの十字軍/Mirran Crusader
天使の運命/Angelic Destiny
清浄の名誉/Honor of the Pure


【青白系コントロール】

太陽のタイタン/Sun Titan
幻影の像/Phantasmal Image
審判の日/Day of Judgment
ギデオン・ジュラ/Gideon Jura


【青黒系コントロール】

ワームとぐろエンジン/Wurmcoil Engine
喉首狙い/Go for the Throat
黒の太陽の頂点/Black Sun's Zenith


【ビックマナ系】

原始のタイタン/Primeval Titan
業火のタイタン/Inferno Titan
不屈の自然/Rampant Growth
太陽の宝球/Sphere of the Suns
微光地/Glimmerpost
真面目な身代わり/Solemn Simulacrum


【サイドボード】

内にいる獣/Beast Within
最後のトロール、スラーン/Thrun, the Last Troll
漸増爆弾/Ratchet Bomb
機を見た援軍/Timely Reinforcements
焼却/Combust
呪文滑り/Spellskite

などなどのカード達が使用できなくなります。各色のタイタンが使用できなくなるのも大きいですね。

コントロールデッキ特集

クロックパーミッション→ビートダウン→コントロール、という図式は、放課後スタンダードコレクション 2012年8月①掲載しましたが、その後、沢山ありうるコントロールデッキをコレクションしきれなかったので、ここでまとめてみたいと思います。

特にコントロールデッキというのは、細部にその人の個性をちりばめているような構成が多いので、似たようなデッキでも、その1枚1枚の選択の違いが面白いですね。

いざ、コレクション!!

青白系コントロールデッキをコレクション!

中速のコントロール。

以前「NoDelver」として紹介したデッキと似たような構成です。

刃の接合者/Blade Splicer》が序盤を支え、相性の良い《修復の天使/Restoration Angel》も4枚採用。

審判の日/Day of Judgment》や《ギデオン・ジュラ/Gideon Jura》を多めに取る事で、ビートダウンに耐性をつけています。

月の賢者タミヨウ/Tamiyo, the Moon Sage》も場をコントロールするのに有用で、また、この1枚で勝ちに繋げる事が出来るので納得の採用です。

三色にする有用性 エスパーデッキ

優秀な除去である《四肢切断/Dismember》が三枚採用されています。

一瞬ライフの損失が多いように思ってしまいましたが、黒マナが出るので、ファイレクシアマナを使わなくてもしよう出来ますね。

三色にする事により、使えるカードの選択肢は増えますが、その分マナが安定しない側面もあります。

しかし、それでも《大天使の霊堂/Vault of the Archangel》や《魂の洞窟/Cavern of Souls》を使っているので、この土地カードの強さがわかるでしょう。

このデッキも《刃の接合者/Blade Splicer》を4枚採用しています。

修復の天使/Restoration Angel》のみならず、《太陽のタイタン/Sun Titan》 との相性も抜群です。

同じくエスパーデッキをもうひとつ


こちらはクリーチャの枚数を少なめにし、《漸増爆弾/Ratchet Bomb》や《審判の日/Day of Judgment》でのコントロールを厚くしたタイプです。

1マナのドロー呪文も、《思案/Ponder》ではなく、《未練ある魂/Lingering Souls》に相性の良い《思考掃き/Thought Scour》を使用していますね。

このタイプでも《大天使の霊堂/Vault of the Archangel》は2枚採用しているようです。

スラーグ牙/Thragtusk》の可能性はコントロールデッキにこそ

デッキをコレクションしていると、《スラーグ牙/Thragtusk》を採用しているコントロールが目につきます。


「エスパータッチ緑(スラーグ牙)」


最近よく見かける《スラーグ牙/Thragtusk》だけをタッチしたデッキです。

このカードは5点ライフを得る事が出来、除去されても3/3ビーストが残るので、場を長引かせたいコントロールデッキには相性が良いですね。

進化する未開地/Evolving Wilds》を使っているため序盤の動きがぎくしゃくしてしまうのが難点ですが、ラヴニカへの回帰で入る《寺院の庭/Temple Garden》などのショックランドが解消してくれそうです。

「タッチスラーグ牙」は様々なデッキで使われているコンセプトなので、他のタイプも見て行きたいと思います。

クリーチャが多めのタッチ《スラーグ牙/Thragtusk

「クリーチャが多いエスパーコントロール」と「クリーチャが少ないエスパーコントロール」を前述しましたが、こちらの「タッチスラーグ牙」も二つのパターンがあります。

コントロールデッキにとって、クリーチャ選択を多めにするか、それよりも呪文を多めに取るかは、今後の検討の課題になりうるでしょう。

奇蹟スラーグ牙

やはり《スラーグ牙/Thragtusk》をタッチする事によって、ライフを回復でき場を安定、膠着させる事が可能です。

審判の日/Day of Judgment》や《終末/Terminus》と相性が良い点にも注目です。


次は、ちょっと変わった「白緑黒コントロールデッキ」を紹介します。

優秀なプレインズウォーカーを多数採用!

白緑黒のコントロールデッキ。

ヴィリジアンの密使/Viridian Emissary》や《国境地帯のレインジャー/Borderland Ranger》を使用出来るので、マナベースを安定させる事が出来ます。

修復の天使/Restoration Angel》のシナジーが《国境地帯のレインジャー/Borderland Ranger》《スラーグ牙/Thragtusk》のみと薄い事が気になりますが、興味深いアプローチだと思いますね。

ビックマナ系コントロールをコレクション!


Wolf Run Blue

純正ケッシグ

ケッシグの狼の地/Kessig Wolf Run》を使ったデッキを二つ。

何度も紹介している青をタッチしたバージョンと、純正のケッシグデッキです。

このデッキタイプも《原始のタイタン/Primeval Titan》の退場により、難しくなると思われます。

どちらのデッキも、《鞭打ち炎/Whipflare》や《金屑の嵐/Slagstorm》、《忌むべき者のかがり火/Bonfire of the Damned》などを使用出来るので、ビートダウンに強い構成になっていますね。

様々なビックマナデッキ!

興味深い、このビックマナというコンセプト。様々な可能性を秘めてると思います。

オリヴィア・ヴォルダーレン/Olivia Voltaren》が生き残ると場を制圧し始めます。

マナが豊富なこのデッキとの相性も抜群です。

マナ加速からの安定性、そして、強力なクリーチャを召喚できるのが、これらのデッキの魅力です。

ビッグマナ系は今後は《レインジャーの道/Ranger's Path》を使っていくことになるのでしょうか。

ローグデッキをコレクション!!

心なき召喚/Heartless Summoning》デッキ

前者は、コントロール要素を強くし青黒コントロールのような動きが可能です。

後者は、《マイアの超越種/Myr Superion》まで採用した形。

3枚使用している《ヘイヴングルの死者/Havengul Lich》が注目のカードで、

心なき召喚/Heartless Summoning》と組み合わせれば、色々な動きを可能にします。《危険なマイア/Perilous Myr》の3枚採用も納得です。

今だからこそ黒単感染

闇の領域のリリアナ/Liliana of the Dark Realms》が活躍するこのデッキ。

まだ、主流という程よく使われているカードではありませんが、今後はどんどん見かけるようになるかと思います。

青単イリュージョン

最近よく見かける土地が16枚の青単イリュージョンデッキ。

12枚の1マナキャントリップ呪文による回転率、ドローの密度が鍵で好成績を残しています。

個人的には、1枚の全体除去で場が終わってしまいそうなデッキですので、出来ればメインに《マナ漏出/Mana Leak》を採用したいと思うのですが、サイドボードで十分という判断のようです。

環境が変わると世界が変わる

「ラヴニカへの回帰」のカードも全て公開されています。

次期スタンダード環境は、すぐそこに!

ちょっと早いですが、12月のGP名古屋のレギュレーションもスタンダードですね!スタンダードを席巻するデッキを作るのはあなたかもしれません!


次回の放課後スタンダードコレクションでは、次期スタンダードに繋がる沢山のデッキをコレクションしていこうと思います。

どうぞ、お楽しみに!

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