リミテッドにおけるオンスロート

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  10/07:加筆修正

リミテッドにおけるオンスロート

  #依然書いた記事に修正を加えました。ドラフトの回数を重ねるたびにいろいろ考え方は変わっていくので・・・。


  注)この記事は、攻略記事ではなく私の主観で書かれたリミテッドにおけるオンスロートの「感想」みたいなものです。この記事に書いていることを信じて負けても知りませんのであしからず・・・。

  リミテッドにおけるオンスロートの第一印象は・・・。「レアが異常に強い。」ゴッドカードと呼ばれるものがごろごろしています。しかも、それらのゴッドカードの強さは半端ではありません。すべてのカードがその1枚だけでゲームを終わらせてしまうことが出来るほどのパワーを秘めています。これらのゴッドカードに対処できなかった場合そのままゲームに負けてしまいます。


ゴッドカード一覧



  アクローマの復讐
  /Akroma's Vengeance
神の怒り》が弱いはずがありません。エンチャントとアーティファクトも壊せてお得。
  新たな夜明けの印形
  /Sigil of the New Dawn
マナさえあればアドバンテージをとり放題です。クリーチャーを除去しても除去しても出てきます。
  賛美されし天使
  /Exalted Angel
4/5飛行で《魂の絆》はおかしいです。しかも、変異を経由すれば4マナだし。
  全能なる者アルカニス
  /Arcanis the Omnipotent
タップで3枚ドローで、そのうえ手札に戻る能力までもっています。どういうことでしょうか?
  未来予知
  /Future Sight
果てしなくカードアドバンテージをとることが出来ます。おかしいです。
  戦慄をなす者ヴィザラ
  /Visara the Dreadful
タップするだけで、どんなクリーチャーでも殺します。自身も5/5飛行。わけがわかりません。
  定員過剰の墓地
  /Oversold Cemetery
墓地に落ちたはずのクリーチャーがアップキープには手札に・・・。これでは、クリーチャーを除去してもらちがあきません。
  ドラゴンの休息地
  /Dragon Roost
5/5飛行のドラゴントークンが毎ターン出てきたら・・・。無理です。勝てません。
  暴動
  /Insurrection
このテキストは、「このゲーム貴方の勝ち」と書いているようにしか見えませんが・・・。
  刃の翼ロリックス
  /Rorix Bladewing
6/5飛行だけでも十分強いのに速攻までついています。ある意味6点火力ですね。
  悪辣な精霊シルヴォス
  /Silvos, Rogue Elemental
8/5トランプルで再生。こんなクリーチャー、どうやって止めろと。しかも、コストは6マナと安いし・・・。
  クローサの拳カマール
  /Kamahl, Fist of Krosa
強すぎです。《踏み荒らし》1枚だけでもゲームを終わらせるくらい強かったのに、それを打ち放題だなんて・・・。
  系図の石版
  /Slate of Ancestry
いったい何枚のカードを引けと・・・。ライブラリーアウトが気になるくらい引けそうです。
  争乱の崖地
  /Contested Cliffs
かなりのダメージを期待できますね。オンスロートのビーストはどれも巨大だし。
  
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  どのカードもおかしいくらい強いですね。これらのゴッドカードのうち、デッキに1枚ほしいものです。引ければいいな(笑)。引けなかったら・・・相手のゴッドカードに対する対策を立てましょう。まず、上の表を見てもらえば分かると思いますが、ゴッドカードとして上げられているものの多くは「エンチャント」です。エンチャント対策を行っておけば、相手のゴッドカードに、為すすべも無くやられるということも減るのではないでしょうか。まあ、実際対処できる色は「緑」と「白」だけなんですがね。「緑」や「白」をデッキに加えることができなかったときは・・・。手札から捨てさせるとか、カウンターするかして対処してください。実際、オンスロートのコモン・アンコモンには《平和な心/Pacifism》や、《ケンタウルスの地/Centaur Glade》などに代表される、ヤバめのエンチャントもたくさんあるので対策しておいて損にはならないでしょう。



  さて、レアの話だけしていてもしょうがないので、デッキの中核をなすコモン、そしてアンコモンのカードを中心に各種色別にオンスロートを見ていこうと思います。


・白


  優秀なクリーチャー、クリーチャー除去があり、エンチャント・アーティファクトにもしっかり対応。非常に安定した構成になっていますね。特に飛行クリーチャーは優秀なものを取り揃えています。青より飛行クリーチャーが充実しているような・・・。

  ・コモン

  戦場の衛生兵
  /Battlefield Medic
優秀なヒーラー。白を使っていればクレリックはいっぱい居るはず。白黒だとかなりの値を期待できそう。
  ダールの癒し手
  /Daru Healer
こっちは、本体へのダメージも軽減できます。しかもクレリック。戦場の衛生兵との競演はこれから良く見ることになるかも。
  平和な心
  /Pacifism
除去の基本。コモンなので最低1枚は期待できそう。ただし、クリーチャーの能力まで奪えないのが・・・。
  ダールの槍騎兵
  /Daru Lancer
変異を経由すると4マナで出てきます・・・。普通に召還すると6マナかかるくせに(笑)。
  
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  ・アンコモン

  カタパルト兵団
  /Catapult Squad
白には兵士がいっぱい居ますよ。自身も兵士だし。タフネス2以下のクリーチャーはアタックもブロックもするなということですか。
  正義の理由
  /Righteous Cause
どれだけ回復すれば気が済むのですか?
  魂を見つめるエイヴン
  /Aven Soulgazer
相手の「変異」クリーチャーの正体を暴きます。5マナ3/3飛行なので普通に活躍します。
  鞭縄使い
  /Whipcorder
超強力タッパー。どんなに巨大なクリーチャーでも、白マナを払うだけで寝かせることが出来ます。コストも2マナ2/2と優秀。
  
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  #白は地上がやたら固いですね。先制攻撃クリーチャー軍団やヒーラーをかいくぐって地上から攻撃を通すためにはかなりの苦労を強いられます。その固い地上を突破してくれそうな巨大地上クリーチャーを戦線に投入しても《平和な心/Pacifism》であっさり無力化されてしまいます・・・。地上を突破できずにもたもたしていると、相手の飛行クリーチャーに殴られて負けてしまいますしね。ただ、白にはクリーチャー除去力がないために《幸運を祈る者/Wellwisher》などのシステムクリーチャーやブロックをすり抜ける「畏怖」つきのクリーチャーを除去できずにそのまま負けてしまうこともありますので注意してくださいね。



・青


  レアは壊れたカードが多かったのですが、コモン・アンコモンは・・・。優秀なバウンス呪文、クリーチャー無効化呪文、飛行クリーチャーが少なすぎ。強いカードは、当然のごとく色拘束が強いので、メイン以外の色としてデッキを組むのは至難の業。

  ・コモン

  締めつける綱
  /Choking Tethers
4体もタップで切るのですか?フィニッシュ時にどうぞ。
  上昇するエイヴン
  /Ascending Aven
4マナ3/2飛行。合格点です。アタッカーなので、飛行クリーチャー以外ブロックできないというデメリットは関係ないし。
  背教
  /Backslide
これを使えば、「変異」クリーチャーを簡単に殺せます。相手に「変異」コストが残ってなければの話ですけど・・・。
  
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  ・アンコモン

  グラクシプロン
  /Graxiplon
微妙にブロックされにくいクリーチャー。一つのクリーチャータイプを3枚場に出すのはそれほど難しくないような気もしますが。
  まごつき
  /Discombobulate
カウンター呪文です。これで相手のゴッドカードをカウンターしてあげましょう。
  
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  #青、つらいですね・・・。なんともメインの色として使うにはかなり無理があります。飛行クリーチャーをかき集めて高速でビートダウンするとかしないとつらいかな。



・黒


  相変わらずこの色は除去が強いですね。そして「畏怖」の存在が大きいです。場が膠着した場合には、相手が黒じゃなければこれだけで殴り勝つ事が可能となります。

  ・コモン

  アフェット式底ざらい
  /Aphett Dredging
最大3対まで戻せるって・・・。戻しすぎですよ。
  残酷な蘇生
  /Cruel Revival
万能除去呪文。しかも、おまけで墓地に居るゾンビまで戻ってきます。
  戦慄の葬送歌
  /Dirge of Dread
黒以外のデッキにとっては事実上のエンドカード。すべてのクリーチャーが「畏怖」を得るって・・・。
  憑依された死者
  /Haunted Cadaver
3枚もディスカードさせられては、たまったものではありません。変異コストは2マナと激安だし。
  
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  ・アンコモン

  燻し
  /Smther
「変異」クリーチャーが裏を裏のうちに殺しておきましょう。あとは、普通に除去として強いです。
  うろつくセンザンコウ
  /Prowling Pangolin
5マナ6/5ってデカすぎです。べつにクリーチャー2体と引き換えに墓地におちても損は無いし。
  死の脈動
  /Death Pulse
−4/−4の修正って・・・。この呪文で大抵のクリーチャーは殺すことが出来ますね。
  骨を組む者
  /Boneknitter
リジェネレイターです。しかも再生するのは自分だけじゃなくて、ゾンビなら誰でも再生するし。
  蔓延
  /Infest
「変異」クリーチャー、システムクリーチャーなど厄介なやつらをごっそり除去することが可能です。
  
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  #大量の除去、ディスカードスペル・クリーチャー、「畏怖」など優秀なカードが多数あります。特に、「畏怖」は黒のクリーチャー戦線を根底から支えている優秀な能力です。黒以外に当たればブロックされることが無いクリーチャーですからね・・・。あと、黒を代表する能力のディスカード能力を持った優秀なコモンの《憑依された死者/Haunted Cadaver》などもあります。なにせ「変異」を持っているので、裏向きで出されたらブロックしていいものか、悪いものか迷ってしまいます。まあ、黒系のデッキで変異を見たらブロックしておけばまちがいはないでしょう。たぶん・・・(笑)。また、補助色としても優秀な面ももっています。「ビースト」「クレリック」が多数いるのでシステムクリーチャーとの組み合わせがとても簡単に行えます。



・赤


  火力があるので普通に強いです。とくに、ティムの能力をもったクリーチャーは凶悪です。「変異」クリーチャーにも対抗でき、他のタフネスの低いクリーチャーは紙になります。

  ・コモン

  ショック
  /Shock
除去の基本。「変異」クリーチャーが裏のうちに殺してしまいましょう。
  狙いすましたなだれ
  /Pinpoint Avalanche
ただの4点ダメージではありません。このダメージは軽減できないのです。これでヒーラーも怖くありません。
  火花鍛冶
  /Sparksmith
ゴブリンの数だけダメージを与えるって・・・。タフネスの低いクリーチャーはすべて紙になってしまいますよ。
  無頓着の波
  /Wave of Indifference
ブロックするなと。事実上のエンドカードですね。
  溶岩使いの技
  /Lavamancer's Skill
放蕩魔術師》製造エンチャント。普通のクリーチャーで1点。ウイザードに付けると2点です。
  
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  ・アンコモン

  脅しつけ
  /Threaten
ソーサリー版《命令の光》。相手のデカ物を奪って殴りましょう。
  
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  #凶悪コモンである《火花鍛冶/Sparksmith》の存在は大きいですね。ゴブリンさえそろえばどんなクリーチャーでも除去してしまいますからね。たまに、相手の場にゴブリンやイリュージョンがいっぱい出ていたりして、小さなクリーチャーを殺すために大ダメージを食らってしまうこともありますがね。そして、各種火力呪文が充実しています。実際、赤はメインにする色というよりは、補助にする色のような気がします。メインの色にするには少しクリーチャーの質が少し低いためです。まあ、色拘束がそれほど大きくないので2色目とするのが無難なところでしょうか。



・緑


  クリーチャーサイズが他の色より馬鹿みたいにでかいです。とにかくでかいです。クリーチャーサイズだけで殴り勝てます。

  ・コモン

  嘲るエルフ
  /Taunting Elf
寄せ餌》付きクリーチャー。凶悪なエンドカードになります。
  幸運を祈る者
  /Wellwisher
どれだけ回復すれば気が済むのですか?除去できないと、どうしようもありません。
  ワクローサの大牙獣
  /Krsan Tusker
7マナ6/5で使ってもよし、3マナでサイクリングして土地をサーチしてきてもよし。どちらの能力も優秀です。
  ワイアウッドの野人
  /Wirewd Savage
ビーストが場に出ると1枚ドローって・・・。世の中ににはビーストがたくさんいますよ。
  毒吐きゴルナ
  /Spitting Gurna
たいていの飛行クリーチャーは、こいつの前に撃沈してしまいます。強すぎです。
  
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  ・アンコモン

  エルフの騎手
  /Elven Riders
「畏怖」にはかないませんが、強力な回避能力を持っています。ブロックされない3/3クリーチャーって・・・。
  ケンタウルスの地
  /Centaur Glade
マナのある限り、3/3トークンが出てきますよ。こんなのが回り始めたらどうしようもありません。
  毒噴きブラッカス
  /Venmsput Brackus
飛行クリーチャーに5点ダメージを与えるって・・・。そんなダメージを受けて生き残れる飛行クリーチャーはいません。
  
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  #《幸運を祈る者/Wellwisher》がうざいです。何点回復すれば気が済むのでしょうかね(笑)?これがコモンだというのだから詐欺です。クリーチャーを直接除去できる「赤」「黒」以外の色では除去が困難です。あとは、普通にクリーチャーサイズで他の色を凌駕できます。そして《ケンタウルスの地/Centaur Glade》。これもアンコモンだなんて信じられません。そして、マナサポートも充実しています。本当にパワーカード満載の色だなあ。

最後に・・・


  以上がコモン・アンコモンに対する感想です。

  私の中で、色別に強さランキングをつけると1位は文句なしで「緑」。2位グループに「白」と「黒」と「赤」。で、最下位は・・・「青」。こんな感じでしょうか。まあ、私個人の感想なのでこれが正しいわけではありませんが・・・ただし「緑」の1位だけは確定でしょうね。どう見ても、あのクリーチャーの質はおかしいし。緑単色でもがんばれそうです(笑)。

  さて、肝心のオンスロートにおけるリミテッドの環境はどのようなものになるのでしょうか。クリーチャーのコストも比較的重めなので、私は遅い環境になるのではと考えています。クリーチャーは「変異」クリーチャーの3マナ2/2をどうにかできることが、最低の採用条件になってくるのではないでしょうか。あいての裏で召喚した「変異」クリーチャーに押されるようでは、デッキ構築が完全に失敗であるといって間違いないでしょう。そんなわけで、他の色によりコストのわりにデカいクリーチャーがしっかりそろっている「緑」が比較的有利では?という結論になるわけです。

  これから、プレリリースパーティーなどのリミテッドのイベントが続くことになると思います。まあ、そのときにこのれが参考になれば幸いです。

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